ステッカーを印刷する素材にはいくつかの種類がありますので、目的に合わせて選択しましょう。素材を選ぶ時には屋内で利用する想定なのか、それとも外で利用する可能性があるのかが選択のポイントです。
外で利用する可能性があるならば素材の費用は少し上がりますが、耐久性が高い物を選ばなければいけません。屋内で利用し雨風にさらされるような事がなければ、耐久性が低くても問題ないため素材費用を抑えられます。外で利用してもすぐに使い捨てる一時的な印などに使う場合もコストの低い素材で問題ないでしょう。
印刷方法を選ぶ時には、ステッカーのデザインに合わせます。デザイン性を重視する場合には適切な印刷方法を選ぶ必要があり、コストを重視するのであれば、多少再現性が低くなる方法を選んでも構いません。
ステッカーの印刷に使われる主な素材
ステッカーの印刷素材は大きく分けて紙素材とフィルム素材に分かれます。
紙素材はフィルムと比較すると耐久性が低いため、屋外での使用に向いています。上質紙は、紙素材の中でも値段が安価に抑えられる素材です。厚みがあるほどしっかりした仕上がりになりますが、耐久性は低めです。そのため室内で普段は触れない場所に設置するステッカーに向いています。ミラコートやキャストコートという紙は、表面が目止め加工という保護する層があり、かつ光沢のある加工がされている紙です。
紙素材と比較すると費用は高くなりがちですが、水や光に対しての耐久性があるため外で利用する場合はフィルム素材が向いています。剥がした後に再度貼り付けたいなら再剥離紙で、作業時の目印用のステッカーに向いています。水や日光などにも耐性のある素材が良いならPETフィルムがおすすめです。
ステッカーを印刷する方法
ステッカーの印刷方法には複数の種類があります。シール印刷機はインクを直接素材に印字する方法です。カラー印刷には向いていないため、単色もしくは単色に特色を複数加えたデザイン向けです。シンプルなロゴマークや簡易的な目印に使いたい時に選べば、費用を抑えられます。
ロータリー印刷は、カラーも対応出来る印刷方法の中で比較的安価です。若干細かい網目は元での再現性が低いものの、通常で気になる程度ではありません。一般的なカラーのステッカーで費用を抑えたい時に選ぶと良いです。
オフセット印刷は元絵の再現性が高い印刷方法です。デザインの綺麗さを重視している、元のデザインのよさを活かしたい場合に向いています。