ステッカーのデザインは制作している会社に依頼する事もできますが、自分でデータを用意して印刷だけをお願い出来る会社もあります。自分でデザインを考える時の注意点をご紹介します。完成後のステッカーをデザインに合わせて自分で切り取りする場合、切り取りする部分が複雑な形状にならないよう注意しましょう。ステッカーの切り抜きも印刷会社へ依頼することが可能ですが、あまりに細かい形状だと実際に貼る時に切れてしまうケースも考えられます。
またカットする際には、どうしてもズレが発生します。円形や四角形など比較的単純な形状でも、カットする部分ギリギリまで文字を入れることは避けておくべきです。カットラインを指定する場合は、本来の位置よりもずれた時に、デザインではない素材部分の色が入ってしまいます。ラインよりも、少し外側まで塗り足しをしておくのが基本です。
商品に貼るステッカーは商品イメージに合わせたデザインを
商品に貼るなどステッカーの完成後に貼り付ける物が決まっている場合は、その貼り付け対象のイメージに合わせたカラーリングやデザインにしましょう。例えばステッカーを貼るものが食品で、イチゴ味やメロン味のラインアップがある商品に、形状が統一されたステッカーを貼るとします。通常イチゴ味は赤色、メロン味は緑色が向いていますし、見た人も商品の味を連想しやすいです。基本的な事ではありますが、商品とは離れて制作する場合は商品のイメージが沸きにくくなる事もあります。
またデザイン形状の印象も意識しておくのがおすすめです。例えば丸や楕円は柔らかい印象を与える形状です。柔らかさや優しい印象をアピールしたい製品なのに、丸や楕円形ではなく危険を連想させる三角形やギザギザした形のデザインは適していません。
アピール目的のステッカーはシンプルなデザインで
商品に貼るステッカーなど、顧客を惹きつける目的で情報を入れすぎてしまうと一目見ただけでは内容を認識できません。情報は出来るだけ削り、最もアピールしたい物だけを入れましょう。価格や商品の魅力など、何の目的で作るかを考えて最低限に絞ると情報が伝わりやすいです。
情報を減らしたステッカーには、立体感のないフラットデザインが向いています。影をつけたりマークを沢山並べたりせず、凹凸なども極力そぎ落とし簡単なマークと一文だけといったシンプルなデザインを考えてみましょう。